2016-02-21から1日間の記事一覧

記憶の跡地への旅

・「無の大地にて」 僕だけを乗せたバスが荒野の真ん中を進む。雲間から射す斜陽の強い光が窓を貫いて頬を熱く照らす。ガタガタと揺れる車体の音だけが鼓膜に響いた。いつか見た景色が突然現れると、記憶の奥の奥に潜んでいたイメージがゆらりと立ち上がる。…